京都松ヶ崎にある日蓮宗尼衆宗学林が開校百周年に当たる今年、福島県出身の奥野林生が入林し「開校百周年記念法要」が5月28日に執り行われた。
宗門唯一の尼僧養成機関である尼衆宗学林は、明治天皇の叔母あたる村雲御所瑞龍寺第十代 瑞法院日栄門跡様によって尼僧の資質向上を目的の為に創設され、開校以来百八十七名の卒林者を送り出している。
上田尚教林長は、「この学林はめでたく百周年を迎えましたが、順風満帆ではありませんでした。時には戦争経て転々と所在地が移り、生徒数減少により閉校があるなどしました。こうして百周年を迎えますが、宗門で活躍できる教育機関に力を入れることが大切である。」と挨拶された。