「洛陽十二支妙見 宝剣引継大祭」開催

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

 12月17日、洛陽十二支妙見会(道入寺住職風間隨成会長)による宝剣引継ぎ大祭が島原の妙見さんの慈雲寺(岩本惠明代務住職)で僧俗約90名が参拝し行われた。法要に先立ち、冬空の下、妙見会各聖による水行が行われ、檀信徒が合掌し見守った。大祭では申の妙見さんの慈雲寺(岩本惠明代務住職)より、酉の妙見さんの常寂光寺(長尾憲佑住職)へ宝剣が引き継がれた。
 「洛陽十二支妙見」とは京都御所紫宸殿を中心に京都市内の十二支の方角に祀られた妙見宮から構成されている。江戸時代、「洛陽十二支妙見」は、寿福、開運、厄除けを願う庶民の間で信仰が盛んに行われ、参拝者は後を絶たなかった。その後、明治時代の廃仏毀釈により少しずつ衰退してしまっていた。その「十二支妙見会」が1986年(昭和61)に再興され本年で30年の節目を迎える。
 法要後には、岩本惠明師より、「妙見さんは破邪顕正といって、邪な考えを破って顕正すると言われている。我々には色々な予想外の事が起こり、そんな時自分の気持ちが乱れてしまいがちだが、信仰によってそんな気持ちを妙見さんに宝剣で切って頂ける。その為に、日頃より信仰を厚くしておかなければならない。」と法話があった。

この記事は最終更新日から1年以上経過しています。
記事の内容やリンク先については現在と状況が異なる場合がありますのでご注意ください。

一覧へ