京都府福知山市善行寺で10月25日、第42世片岡豊明師から第43世三好孝能師への法灯継承式が行われた。又、併せて宗祖日蓮大聖人御降誕八〇〇年慶讃法要も挙行された。
当日は、管内有縁の各聖・檀信徒約150名が参列し、新住職の三好孝能師に手を合わせ迎えた。
秋晴れの中始まった式では、橋本一妙宗務所長より辞令の伝達が行われ、住職の証である払子を勇退される片岡豊明師から三好孝能師へ継承された。
払子を継承された新住職は朗々と奉告文を読み上げ、これからの寺門興隆と檀信徒教化への邁進とさらなる精進を誓った。
祝辞では、全国本山会会長本山立本寺貫首上田日瑞師、日蓮宗宗務院総務部長風間隨修師、橋本一妙宗務所長より本山立本寺加歴前住職片岡豊明師へ本堂・庫裡改修、境内・墓地整備等々、善行寺の檀信徒教化、護持発展隆昌を52年に渡りご尽力された功績が称えられ、新住職三好孝能師の更なる活躍を期待された。
総代の謝辞では、「我々檀信徒も新住職を中心に寺門の発展に尽力する覚悟であります。」と挨拶され、前住職の謝辞では、「新住職とは盆栽のようなものであり、その盆栽を大きく立派な物にする為には肥料という檀信徒の協力が必要である。」と述べられ今迄の檀信徒の協力に感謝され新住職三好孝能師への協力もお願いされた。
新住職の謝辞では、「宗門の為、お寺の為に精進して参ります。檀信徒の皆様と異体同心にて善行寺をお題目の絶えない結縁の道場として盛り立てていきたい。」と力強く述べられた