令和7年11月15日(土)、京都市左京区本山妙傳寺(近藤日康猊下)において「第30回 特別信行会」が開催され、多くの僧侶・檀信徒・一般参加者が参集した。
本講座は日蓮宗教化活動の一環として長年親しまれてきている。
第一部では、仏教学者として知られる佐々木閑先生(花園大学特別教授)が登壇し、「インド仏教と多様化した日本仏教」と題して、原始仏教から大乗仏教へ至る流れを踏まえつつ、日本における仏教の受容と展開について講義が行われた。佐々木先生は、釈尊の教えがインドからアジア各地へ伝播する過程で、社会や文化に合わせて姿を変えていった歴史を紹介。日本仏教もその影響を受けながら、各宗派が独自の価値観や実践を育んできた
ことを指摘した。
また現代においては、社会の価値観が多様化するなかで、宗教の役割もまた問い直されているとし、会場からは多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえた。
第二部では京都日蓮宗雅楽会による雅楽演奏会が行われた。管弦の澄んだ響きと舞楽の荘厳な舞が会場を満たし、参加者は雅楽の魅力を改めて感じる貴重な機会となった。
最後に御真骨堂に参拝。御真骨堂には今回特別に日蓮聖人直筆の御曼荼羅が安置され、参加者は恭しく手を合わせ、本山をあとにした。
