京都日蓮宗青年会(大西法樹会長)では、8月20日(火)、大本山本圀寺を会場に「第49回少年少女のための修養道場」を開催した。「仏さまの光を私たちのまわりに広げましょう」をメインテーマに、31名の道場生と保護者参加3名、17名のスタッフと共に、厳しくも楽しい1日を過ごした。
今年度は京都の修養道場が始まるきっかけともなった「無名童女」の第50回忌追善法要が、大西法樹主任の導師の下、道場生と共に厳修された。49年前、京都市東山区の阿弥陀ヶ峰山中にて、身元不明の少女のご遺体が発見され、その少女はいまだに名前も分からず両親も見つかっていません。このような悲しい事件が二度と起こらないように、また、一人でも多くの子どもたちに仏さまの光が届くように、という願いを込めて「修養道場」は始まりました。
法要では、厳かな雰囲気に道場生も緊張している様子であったが、唱題が始まると御宝前に供えられた自ら書いた水塔婆を見つめながら、一人ひとりが無名童女に思いを寄せる姿があった。