2月14日午前10時半より京都市東山区洛陽十二支妙見の巳の寺「清水の鎮宅妙見」で知られる日體寺にて、落井良紀住職の第参行成満帰山奉告式が行われた。朝方まで降っていた激しい雨がやみ日差しもさす中5名の行僧は成満旗を先頭に清水道を檀信徒とともに坂を下り、日體寺までの道中を唱題行脚し本堂前にて水行式を行った。
続いて本堂にて、帰山奉告式が行われ檀信徒、関係者約80人の前で力強く奉告文を読み上げた。最後に良紀師は「14年ぶりの荒行ということで不安であった修行も一日一日経つにつれ自分自身の不安が消えてゆき、自分一人ではなく皆様のお力があって修行させて頂いていることを実感し、壱百日の大黒相承をなし得ました。これからも精進してまいります。」と時折声をつまらせながら謝辞を述べられた。