日蓮聖人は、弘安5年(1282)10月13日に武蔵国(現在の東京)池上の地で遷化されました。池上本門寺では、前日の10月12日の逮夜には、日本各地より集まった万灯と纏の行列が参道を練り歩きます。また、10月13日を前後して、日蓮宗では各地でお会式の法要が営まれます。
要伝寺では毎年10月8日にお会式法要を行っており、平成27年(2015)からは下記の通り、当山住職による「日蓮聖人の伝記と秘話」全10回の講話を行っています。当日は、午後1時より会式講話、その後、午後2時より日蓮宗親進会*各聖出仕のもと、報恩会式法要を厳修いたします。
記
◇お会式住職講話「日蓮聖人の伝記と秘話」全10回◇
(1)日蓮は旃陀羅が子なり~日蓮聖人の生きた時代~ (平成27年)
(2)我日本の柱とならむ~清澄の来光と宗旨建立~ (平成28年)
(3)牛馬巷に倒れ、骸骨路に満てり~立正安国の勘文~ (平成29年)
(4)法華経の故に流罪に及びぬ~草庵襲撃と伊豆流罪~ (令和元年)
(5)射る矢は降る雨のごとし、討つ太刀は稲妻のごとし~小松原の刃難~ (令和7年)
(6)今度頚を法華経に奉りて~日蓮暗殺~ (令和8年)
(7)魂魄佐渡の国にいたりて~厳冬の流刑地~ (令和9年)
(8)この山には妙法の五字を唱へずと云ふことなし~棲神の霊山~ (令和10年)
(9)いづくにて死に候ふとも~臨滅度時の鐘~ (令和11年)
(10)四恩を知って知恩報恩をいたすべし~報恩の生涯をふりかえる~ (令和12年)
◇お会式住職講話「日蓮聖人 10の魅力」全2回◇
(1)日蓮聖人 10の魅力(乾)~「情」の側面から~(令和13年)
(2)日蓮聖人 10の魅力(坤)~「知」の側面から~(令和14年)
*「親進会」は、当山第38世 要中院日妙上人(高森聖一)の代に結成された日蓮宗有志寺院の互助組織で、常在寺・養傳寺・感應寺・要傳寺・経王寺・領玄寺・養泉寺・龍泉寺・修性寺・妙雲寺・妙情寺・善性寺という台東区谷中・荒川区日暮里に所在する計12箇寺の日蓮宗寺院(かつては延命院・延壽寺の2箇寺を加え14箇寺)で構成され、盂蘭盆施餓鬼会・宗祖報恩会式のみならず、様々な活動に相互に出仕し、連携・協働しております。