浜島典彦編著 『日蓮学の現代』(春秋社)発刊

 当山住職が論文「国柱会館の所在地を示す新資料」を寄稿した浜島典彦編著 『日蓮学の現代』が発刊されました。
 書誌詳細は下記のごとし。
 国柱会館については、こちらの記事もご覧下さい。

   記
出版社:春秋社
出版年月日:2023/05/20
ISBN:9784393111390
判型・ページ数:A5・608ページ
定価:14,300円(本体13,000円+税)

【目次】
序 ……… 持田日勇
感染症と宗教―蒙古襲来と『立正安国論』の意味合い ……… 森本 敏
友人として―Friendship ……… 河北博文
「従果向因」からみた日蓮の思想―中古天台との比較を中心に ……… ジャクリーン・ストーン
日蓮聖人身延在山九ヶ年の意義について―教化学的視座に立って ……… 浜島典彦
誰が「死の安寧」を保証するのか ……… 小谷みどり
阿那律説話と日蓮遺文―天眼獲得譚と稗飯供養 ……… 岡田真水
薬王如来と薬王菩薩 ……… 岡田行弘
チベット語訳法華経和訳(一)……… 望月海慧
カギュ宗の他空説―シトゥ・パンチェン・チュキジュンネ著『問答宝鏡』抄訳とケンポ・カルマ・ゲンドゥンの解説 ……… 槇殿伴子
金東華に依る「日蓮の「仏界縁起説」について」の訳注 (下) ……… 金 炳坤
佐渡期から身延期への日蓮聖人 ……… 上田本昌
身延山における日蓮聖人の日々の活動について―文永十一年― ……… 関戸堯海
日蓮聖人の「災難」の実体験と信仰 ……… 中尾 堯
『観心本尊抄』における能観と所観 ……… 庵谷行亨
『開目抄』の「人開顕」について ……… 都守基一
比企谷妙本寺蔵写本『立正安国論』小考 ……… 木村中一
中世の日蓮霊跡参詣―佐渡の場合 ……… 寺尾英智
佐渡の日蓮霊場における信仰の落書き―塚原根本寺祖師堂・真浦日蓮堂を中心に ……… 望月真澄
『日蓮大聖人御伝記』版本の追究―千葉県立中央図書館蔵本と筆者蔵本から ……… 北澤光昭
本妙日臨における日蓮聖人図顕大曼荼羅の書写 ……… 桑名法晃
優陀那日輝の『法華経』観―『学仏倶眼鈔』『庚戌雑答』を中心に ……… 岡田文弘
近代在家指導者の面影を偲ぶ―小林法運翁の事蹟を中心に― ……… 渡邊寶陽
国柱会館の所在地を示す新資料 ……… 髙森大乗
近代日本における日蓮信仰の諸相―小島愛之助の信仰 ……… 三輪是法
文学者宮沢賢治の大曼荼羅本尊観―新造語「心象スケッチ」の意味するもの― ……… 桐谷征一
身延山流声明における伽陀総礼の価値について ……… 池上要靖
ハワイ島における入植移民と本宗開教の歴史 ……… 松本学尭
現代東南アジアにおける日蓮宗国際布教の経緯と展開 ……… 伊藤悠温

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