合掌
令和7年は、巳年です。
巳は蛇を表し、人とのかかわりも古く、縁起物としても大切にされてきました。
もちろん、仏教にもご縁が深い生き物の一つです。
お釈迦様のお話でも蛇のお話、特に脱皮をして成長する様子に譬えられております。
思い悩み苦しんでいる自分の心が、他者を慈しむ心に成れたことを蛇の脱皮に譬えます。
悩んでいた自分を超えて、新しい自分に成れたことを、悟りの世界に少しでも近づけたことを蛇の脱皮のように繰り返し説かれています。
私たちが読む法華経は、今生きいてる私たちの心の脱皮に気付かせてくれるお経です。
お題目「南無妙法蓮華経」は、気付きを言葉にしたとも考えることができます。
巳年が、多くの人々にとって、仏縁深い年になるよう、お釈迦様の温かいお慈悲が届くようお祈り申し上げます。
再拝