度牒交付式

令和6年7月25日~26日に、鴨川市本山清澄寺にて度牒交付式が行われました。
鴨川の清澄寺は日蓮聖人が出家得度された地です。
この聖地にて、日蓮宗寺院で得度した出家者へ沙弥(出家見習い)の認証が行われます。

通常は、1泊2日の期間を経て、沙弥として認証されます。

ただ、コロナ禍で日帰りの期間に変更しておりました。
しかし、ようやく4年ぶりに1泊2日の期間に戻りました。

参加者は、各地域の寺院から8歳の子どもから大人まで集まりました。

この期間には、お経の修練・日蓮聖人の一代記の学び・精進料理など、僧侶としての基本となることを学びます。

また写真の通り、朝4時に起き、日蓮聖人が南無妙法蓮華経を唱えた旭ケ森にて、日の出に向かってお題目を唱えました。
日蓮聖人の足跡を辿り、息吹を感じて、法華経を弘める僧侶として成長します。

今回、40名以上の沙弥が生まれました。
彼ら・彼女らは、地元のお寺に戻り、お師匠様や先輩僧侶から多くのことを学びます。
日蓮宗僧侶としての道はまだ始まったばかりですが、たくさんの出家者の思いが詰まった式典となりました。

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