CD『聖誕』全曲試聴(一の巻)と全曲解説(←クリックで一の巻編へ)の続きです。
2枚組CD『聖誕』の二の巻(Disc2)の全曲試聴が出来ます。
解説
この2枚組CD『聖誕』は3年後にお迎えする「日蓮聖人御降誕800年」を記念して、川棚町常在寺で企画・制作されました。
この二の巻(Disc2)は、「第5回常在寺音楽祭のライブ音源」と、「付録カラオケ音源」からなる聴き応え抜群の約60分の音源です。
(二の巻)
平成28年11月3日に開催された「第5回常在寺音楽祭」は本当に特別なコンサートになりました。
「霊験あらたか」と言うべきか、ここまで演奏者と聴衆の気持ちが一体となり「感動の渦に包まれた」コンサートは本当に初めての体験でした。
この音楽祭をCDに収録することが出来て本当に良かったと思います。
1、明日への翼
作詞・作曲 冨永裕輔。人権教育教材集「新版いのち(中学校版)」掲載曲。冨永さんに、「明日への翼」をこのCDに収録したいという旨を伝えると「このCDの趣旨に賛同致します。喜んで」と快諾して頂きました。有難うございます!
この日のオープニングステージは歌手の「冨永裕輔」さんで、ピアノ弾き語りで数曲披露。その中からスティールパン奏者の「萩原珠」さんと“初共演”した1曲を収録しました。
冨永裕輔さんの力があり、聴衆の心に訴えかける声、あたたかなスティールパンの音色がとても心地が良いです。
スティールパンと冨永さんの歌だけになるパートで私達聴衆は「ぐっと音楽の中に入り込み」ました。
2、長崎ぶらぶら節〜でんでらりゅう
小國雅香さんが長崎の伝統曲2曲をジャズアレンジ。この日の「小國雅香トリオ」はドラムスの上村計一郎さんが初共演。実は第1回常在寺音楽祭の時に副住職が上村さんにオファーしたのですが、上村さんとのスケジュールが合わず断念、第5回にしてやっと念願叶って常在寺に来て頂くことが出来ました。
この「新生小國雅香トリオ」の演奏は、上村さんの爆発的な力を内に秘めたドラムスと、丹羽さんの安定感抜群のベースサウンドに触発された小國さんのピアノが躍動感に溢れ、まるで「喜びの舞を舞っているかのような演奏」になっています。当日のリハーサルで、この1曲目のメドレーを聴き、「今日のライブはすごいものになるぞ!」と確信しましたが、果たしてその通りになりました。
3、枯葉(Autumn Leaves)
トロンボーン奏者の久保盟さんフィーチャリングで、ジャズの定番曲「枯葉」。久保さんにも「いつか来て頂きたい」と考えていたのですが、ここで念願叶いました。久保さんの演奏は、「旧知のベーシスト」丹羽さんへの信頼感と、「躍動する新生小國トリオ」の上で自由に、力強く泳ぎまわります。トロンボーンの太い音色が心地よい、熱い「枯葉」になりました。
4、長崎春雨夜
作曲 小國雅香。第5回常在寺音楽祭の「白眉」。小國さんの代表曲の一つであるこの曲で、もう一つの「霊験あらたかな」初顔合わせがありました。
これもCDブックレットにくわしく 書きましたが、副住職が古い「日蓮聖人」のご尊像をあるお寺さんから頂戴することになり、その修復に九州を代表する仏師さんの所に伺いました。そこで出会ったサックス奏者の浦ヒロノリさん。浦さんはその大仏師さんの息子さんだったのです!
急遽来て頂くことになった浦ヒロノリさんのソプラノサックスが、この「初顔合わせ」、「新生小國トリオ」の上で「自由に、熱く、メロディアスに」歌います。それぞれのミュージシャンのソロ演奏も、アンサンブルも本当に素晴らしいです!
副住職がこの2枚組CDの全録音、編集をやっているのですが、この曲の音源編集をしながら、涙を押さえることが出来ませんでした。
5、A列車で行こう(Take The A Train)
この曲もジャズの定番曲です。初顔合わせから打ち解けたミュージシャン達が、楽しく、 そして躍動します。最後のドラムソロは圧巻!です。
6、咒陀羅(しゅだら)
常在寺音楽祭で毎年好評頂いております「お経とジャズのセッション」。この日の第5回常在寺音楽祭では、自我偈奏楽曲「久遠讃頌」の初演でした。
収録されているのはこの「咒陀羅」だけですが、「お経ジャズ」のライブならではの緊張感をお楽しみ頂けます。ミュージシャンも僧侶もノッテます!
このセッションが翌年4月にアルカスSASEBO中ホールで行われる、CD『聖誕』(一の巻)のレコーディングに繋がるのです。
7、聖誕「弦楽編」(カラオケ)
一の巻(Disc 1)に収録されている「聖誕(弦楽編)」のカラオケです。メロディーが入っていない分、弦楽四重奏の美しいアレンジが際立ちます。弦楽編曲は永島友美子さんと、小國雅香さんの共編です。このカラオケで是非歌ってみて下さい!
8、自我偈奏楽曲『久遠讃頌』(カラオケ)
一の巻(Disc 1)1曲目に収録されている、『久遠讃頌』のカラオケです。小國雅香さん奏でるベーゼンドルファーモデル275(グランドピアノ)の重厚で美しいイントロから始まるこの曲は、小國さん曰く「私の音楽人生、経験を全て投入した」、小國さん渾身の作曲・演奏です。
これを聴きながら「自我偈」をお唱えしてみて下さい。新たな世界が開けます。
CD『聖誕』(定価三千円(税込み))のお求めは
1,常在寺(Tel0956-82-2025 Fax0956-82-3210、またはEメールkjyouzaiji@blue.ocn.ne.jp)への直接お申し込み(送料は無料ですが、郵便振替手数料(窓口利用の場合130円、ATM利用の場合80円)をご負担下さい-郵便振替用紙を同封致します)
※即日発送致します。お急ぎの方には直接申込をお勧めします。
2,日蓮宗新聞社
http://news-nichiren.jp/2017/11/30/18469/
3,Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B07727SG5X
Amazonは品切れの場合、入荷に4〜5日かかります。
本年「第7回常在寺音楽祭 災害支援チャリティーコンサート」は11月10日(土)に開催内定しています。
また今までとは違った新たな企画で、お楽しみ頂けるよう考えております。
是非常在寺までお運びください!お待ちしております!