坊守のひとりごと24’1

今日は12月の30日。やっと自分たちの部屋の大掃除に取りかかった子供たちの手伝いに明け暮れた一日でした。気づくと今年も残り一日。慌てて寺報にとりかかっています。
2023年、皆様にとってはどんな一年でしたか?私は44歳になり、久方ぶりの出産を経て変化してきた自分の体と心と向き合い、生活や生き方を少しずつシフトした年だったように思います。家事は住職がかなりサポートしてくれるとはいえ、動き盛りの1歳児との一日はなかなかハード。これまで私が一番苦手だった「無理しない・頑張らない」をいやがおうでもやらなければ体力がもたないものです。加えて、お寺をもっと身近に感じて頂く為の様々なイベントも『できたしこ』の精神で楽しめるものだけ行って参りました。
大人になってからの自分の成長ってなかなか感じないものですが、この数年で随分と人に頼ることができるようになったなあ、と思います。昨日は毎年恒例の「福もちつきの会」。保護者の方がさささっと動いて下さり、後片付けまで綺麗にして下さいました。
13年前、初めた当初はお手伝いの申し出にも「大丈夫です、あとはやりますので」で、結局ふらふらになりながら片付けをするという始末。随分長い時間がかかりましたが、お陰様の精神を身に染みて感じています。2024年は辰年、粛々と丁寧に法務に取り組みつつも、お寺としても新しいことにチャレンジしたいな、と思っております。

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