猛暑のお盆を乗り越えた週末、
この暑さをものともしない元気な子供たちがお寺に集まり、
妙功寺「夏休みお泊まり寺子屋」を開催しました。
今回は半数以上が低学年。
どうなることかと心配しておりましたが、
みんな元気な笑顔で、
無事に終えることが出来ました。
開催中、子供たちと一緒に過ごしてくださった寺子屋支援の方々、
食事や入浴といった慌ただしい時間帯に、
駆け付けて頂いた保護者さま、
心より感謝申し上げます。
そして、参加児童の保護者さまには、
大切なお子様をお寺へ預けてくださりありがとうございました。
こまめに写真を撮ることが出来ませんでしたが、
少しでも寺子屋の雰囲気が伝われば。。。
開校式。
合掌の意味と、きれいな合掌の仕方を教えて、まずは御本尊にお参り。
約束事やスケジュール説明の後は、
子供たちの緊張をとくために、
嫁さん得意の「みんなでゲーム」。
初対面の子供たちも打ち解けてきた様子。
今年も大津町から駆けつけて頂いた、
お坊さんのような大工の「なるじい」さん。
30人分の材料を下準備してくださいました。
事前に「低学年の子が多い」とお伝えしていたところ、
材料の釘打ち箇所全てにドリルで下穴を開けてくれていました。
1人分の材料に30本の釘を打つので、30人分で900箇所。
木材のカット作業だけでも大変だったでしょうに、
細かいお気遣いに本当に頭が下がります。
下穴に釘をあて、いざ金槌で打ち込みますが、
初めて金槌を使う子も多く、釘が曲がったり、横に飛び出たり・・・。
なるじいさんのご友人もお手伝いに来てくださっていたので、
おかげで子供たちの組み立て作業も時間内に終えました。
それからエアコンの効いた客間へ移動し、
おやつのアイスを食べた後に、
模様付けの作業。
完成した小物入れ。
キラキラカラフルな色使いは、やはり女の子が上手ですね。
初日の夜は、長洲町 清正寺の「精霊流し」に参拝するため、
子供たち各家のご先祖さまへ感謝の言葉を添えた紙灯篭つくり。
清正寺へ移動する前に夕食。
嫁さんの特製カレー。男の子たちは、競い合うようにおかわりしていました^^;
清正寺では、法味言上の後に初盆の精霊船を先頭に、船着場まで行列。
子供たちも自分で組み立てた紙灯篭を手に抱えて歩きました。
写真はありませんが、船着場からは精霊船と紙灯篭を乗せた漁船が岸から離れ、
ひとつひとつ海に流すと、月明かりの海面にユラユラと灯るあかりに、
子供たちもしばらくじっと見入っていました。
清正寺から戻ってからは、入浴・就寝準備・花火・瞑想と慌ただしく、写真を撮る余裕ゼロ。。
いつの間にか朝を迎えていました。
例年、本堂の気温が30度を超える熱帯夜だった為、子供たちをエアコンの効く客間に寝ていました。
しかし今回は、就寝前の本堂の気温29度。決して涼しくはありませんでしたが、子供たちを本堂で寝かしつけました。
仏さまが見守るなか、気温は次第に下がり、朝方は肌寒いくらいでした。
2日目。
寝ぼけながらのラジオ体操。
朝のお勤め。
みんな正座して、しっかりとお経を読みました。
子供たちが「おなかすいた〜」と言い出した頃、やっと朝食。
もちろん食法(じきほう)を唱えて頂きます。
食後には、府本の氏神さま「熊野宮」へ参拝。
エビスさまの祠にも参拝。
お寺に戻り、瞑想の時間。
正座に不慣れな最近の子供たちにとってはかなりの苦痛。
しかし顔を歪めながらも足の痛さに耐えていました。
ひと息ついて、嫁さんにバトンタッチ。
レクレーションは、子供たちもワイワイ、ケラケラと笑顔いっぱいに。
そして、恒例になった森逹法上人の「ハートの授業」。
子供たちには、相手の気持ちを考え、他人を思いやれる人になってもらいたい。
あっという間にお昼ご飯。
意外とキュウリの苦手な子が多いことにビックリ。
大学いもは大人気でした。
そして最後に記念写真をパチリ。
子供たち、みんないい笑顔でしょ^^
帰り際に1年生の男子が「楽しかったけん、来年も予約しときます!」とひと言。
疲れも一気に吹き飛びました〜