こんにちは!
さて、先日テレビを見ていると、「お坊さんのお悩み相談」というコーナーが設けられていました。
たくさんの悩みが紹介されていましたが、その中の一つに
「就職活動」について挙げられていました。
「こういう会社に勤めたい」「でもなかなか就職先が決まらない」
社会人の方は、誰しもが経験している事ですよね。
そんな悩みを持っている相談者の方にお坊さんが送った言葉が、とても印象的だったんです。
「働くという字は、人が動くと書く。そして”はた(周り)らく(楽)という意味があるんです」と。
つまり、働くという事は、周りを楽にするよう、動くことだと
そうおっしゃられたんです。
自分にふさわしい場所を探したり、自分が置かれている環境に対して「もっとこうなら良かった」と思うなど、
向上心(もしくは煩悩?)に溢れる私たち人間は、時にそういう風に悩んでしまう事があります。
でも、「自分」を主にして考えるのではなく「はた(周り)」を主にして考えたとき、
その苦しみは消える。
きっと、働くことだけでなく、何においてもそうですね。
主観的になる事は大切ですが、客観的に物事を捉えることも、
時には必要なのかもしれません。
「自分がお寺で何をしたいか」ではなく、
「お寺のために何が出来るか」
それを考えながら、私も頑張っていこうと思います☆