昭和20年7月4日未明
死者401人、重傷95人、軽傷194人、不明22人、罹災人口40,737人と発表されている、高知大空襲がありました。
命日の前日に「逮夜法要」を行う場合がありますが、高知県聲明師会として、昨年より逮夜法要を営んでおります。
法要に先立ちまして、日頃の法要についての見直し作業が行われ、本年は特別に座談会形式にて
アフターコロナ、ウィズコロナの時代の法要・葬儀について考える
と題し、参加者で意見交流を行いました。
当日は鳥取県・愛媛県からもご参加があったのですが、地域ごとに、住民の様子、お寺の対応、宗務所の対応も様々でした。
状況がすんなり改善されないことも一因かと思いますが、まだまだ模索中というところも多いようです。
そして、逮夜法要は現在、特に葬祭ホールで増えている椅子席での法要について理解を深めました。
椅子席での法要についてはまだまだ決まり事として、統一見解が徹底しないことも多く、だからこそ各自での検討課題の洗い出しも兼ねて、しかし、法要としては厳粛に営むことができました。
特に他県のお上人との法要は緊張感も増し、大変有意義なものとなりました。
本来でしたら、翌7月4日は高知大空襲戦没者追善唱題行脚を行う予定でしたが、大雨のため、参加者の安全に配慮し、本年は中止となってしまいました。