5月9日、高松市で寺庭婦人・寺族研修会が開催され、伝道推進委員会の地元スタッフとして、お手伝いに伺ってきました。
日蓮宗では、宗門子弟の育成に注力しています。
お寺で生まれた子供がそのお寺の跡取りになる。
その是非は置いておいて、しかし「お寺で生まれた子」というレッテルは変わりません。
子供を育てるのは当然、お坊さんだけではなく、ご家族(お寺の家族のことを寺庭といいますが)の協力なくしてはなしえない。
その観点でも女性のチカラのボトムアップは急務です。
また。
お寺にいらっしゃる方は女性の方が多いのが現状です。
住職さんには言いにくいことも、奥様には言いやすいこともある。
しかし、奥様は当然ですが、お坊さんの専門の勉強をした方ではありません。
そして、その必要もないです。
むしろ「専門の勉強をしていないからこそ」の強みがあるはずです。
その長所をさらに伸ばし、自信をもって檀信徒・未信徒に接していただく。
そういう視点での講義内容でした。
後ろで拝見しておりましたが、どなたも熱心に聴講なさっていたことが印象的でした。
アンケートや質問用紙にも、たくさんの「思い」が書かれており、お坊さんへの期待は、寺庭婦人からも多くあることがよくわかりました。