5月7日、静岡県掛川の常圓寺様に行って参りました。
田島ご住職のご結婚と、常圓寺様の庫裏・書院落慶をお祝いしての集まりです。
高座説教を学ぶ「布教院」という修行・研修期間が日蓮宗にはありますが、田島ご住職とは平成28年度にご一緒させていただきました。
写真のようような高座が常圓寺様に設置されており、平素の鍛錬の様子がうかがえます。
この布教院では、参加回数ごとに課題が違うのですが、私と田島ご住職は4回目同士。
辛いことも多い布教院ですが、干支も同じというご縁もあり、先輩上人に優しく支えていただきました。
発起人に東京の山形先生、幹事に横浜の神部上人がその任を担っていただき、地元掛川はもちろん、横浜、藤枝、東京、高知と、距離をいとわず田島ご住職のために集えたことは、本当にご人徳。
山形先生をお導師に仰いでの法味言上、ことにご回向は胸を打ちました。
高座説教というご縁で、実は一緒になったことがない者同士もいたのですが、すぐに打ち解ける。
そして、いつ入ろうとも待ち構えている課題説教という大きな壁と、15日間寝食を共にしての修行生活は、すぐにその時々の思い出へと導いてくれます。
そういうご縁の連なりで、今日という日があること、また先生により、布教業精進をご祈念していただき、身の引き締まる思いでした。
法味言上の後は、御礼の高座説教を田島上人にしていただきました。
修行生活ですので、辛いことも多いのですが、それでも「また行きたいなぁ」と思わせていただける、本当に素晴らしいお祝いの会となりました。