11月27日、28日と栃木県鬼怒川に行ってきました。
日蓮宗には聲明師という資格がありますが、その聲明師の研修です。
聲明は仏さまの徳を讃えるためであったり、その場を荘厳にすりためであったりと様々に由来や目的がありますが「歌」ですのでうまい方がいい!
しかし、ただ声がいいだけ、歌がうまいだけではありません。
法要には祝儀・不祝儀もある。
日本には春夏秋冬の季節感もある。
雨の日も晴れの日もある。
大きな本堂での法要も、マンションでの法要もある。
それらを勘案して、その場その場で最高の法要を作り上げるにはどうしたらよいか?
基礎はしっかりと学んで、聲明師を拝命し、日々研鑽を積みます。
今回の研修は、それらに加えさらに奥深いところを自分のものにして、あらゆる場面に対応できるようになるための研修でした。
今回は日蓮大聖人がお生まれになって800年という節目の年をお迎えすべく、その御徳を讃える歌のお稽古や、、
写真の様に、天台宗のお上人を講師にお迎えし、地元日光に長く伝わる独特の信仰や、舞学についても学びました。
京都で先生にマンツーマンでご指導いただくことも貴重な経験ですが、120名という人数でお唱えするお稽古もまたまた貴重な経験でした。