10月3、4日と池上の日蓮宗宗務院にてお坊さんの「法話」の勉強会がありました。
「法話」は話だけで、人々に法華経とお題目のすばらしさを伝えなくてはなりません。
そして、その法話を聞く人は、老若男女、すでにお題目に縁ある方、まだ法華経の教えに触れたことのない方々など、多種多様です。
言葉選びに、目線や、話のスピードなど、一口に「法話」と言っても、そのお話の内容だけを気にすれば良いわけではありません。
むしろお話の内容だけでしたら、現在はメールやFAX等で先輩上人や先生方に確認も可能とも言えます。
しかし、先ほど言った目線や話の速度などは「実際に話して」「実際に聞いて」初めて、得られるものがたくさんあります。
その意味においても、わざわざ全国からこの宗務院に集まり自らも話し、他の話を聞くことは「気づき」の連続です。
若い人には若い人なりの話し方、女性には女性にしかできない話し方。。
地方や年齢を超えて、時間のない中、果敢に課題にぶつかってくださった方々の姿は本当に尊いものでした。
お坊さんは、地元に戻ってしまうと、その法話について、お叱りやご意見を頂戴することはなかなかなくなります。
その状況にあって、進んでこのような研修に足を運ぶことは「自分に足りないもの」に気づく第一歩です。
1泊2日という長時間の拘束にも関わらず、意欲的に挑戦してくださったおかげで、企画運営をした我々としても、とても得るものが多い研修となりました。
ひとつ心で日蓮宗の明日のために、今頑張る!!
とても熱い2日間となりました。