6月5日、長らく声明のお稽古に伺っております京都護国寺様にて「礼法華式」というお勤めについて、座学、実習をさせていただきました。
記録によりますと、江戸時代ころまでは各地で相当数行われていたお勤めだそうです。
「お寺って朝が早い」
というイメージがあると思いますが、毎朝のお勤めでは、あらゆることに感謝し、また日々の願いごとを仏さまにしていることが多いです。
しかし、私たちはただ「生きている」だけで、罪を犯してしまうこともあります。
この場合の罪とは、日本国の法律ではなく、仏さまの法、仏法に照らしての『罪』です。
しかし、その罪も反省し、真摯に受けとめ、仏さまに法華経とお題目の修行することで懺悔するお勤めです。
このお勤めだけのための特殊な仏具を使い、お勤めいたします。
何気なく過ごす日常の中に、あらためて「見つめなおし」「気づく」
それだけでも「修行」になることを今回は教えていただきました。