元NHKの池上彰氏が「本来の仏教はお墓を作らない。インドやチベットではお墓を作らない。亡くなったらそのまま川に流すか、燃やして灰を川へ散骨をする。だからお墓は必要ないのでは。」とTVで提案されていました。
実際にインド、チベットに行ったらわかりますが、まず、お墓を作る金銭的余裕がありません。彼はその大切な部分を言わずに議論を始めています。2点目にお釈迦様のご遺骨はどうでしたかと問いたい。塔を建てて供養しましたよね。日本でも昔は庶民はお墓を作りたくても作る事が出来ない時代があった。
今は心が、精神に余裕がなくなり、何かと理由をつけてお墓をなくす。理由はいくらでもつけることができます。思い出してください…勉強が嫌で理由をつけてしなかったことありませんか。次の代がいないお家は仕方がありません。但し、子どもがいるのに理由を作り、お墓をなくすのはやめていただけたらと思います。ご先祖さまも悲しみます。どうすれば子ども、孫がお墓にお参りしてくれるようになるかを考えていただけたらと思います。
最後に池上彰氏に一言、お墓は中国の風習であるから必要ないのでは…との持論を展開していましたが、それでは中国(シルクロード)を経由したモノ、影響を受けたモノは中国、カンコクの風習になってしまうのですか。漢字はどうなるのでしょうか。マスコミで人々に影響を与える立場にいる方なのでもう少し言葉を選んで発言をしていただきたい。