令和6年4月、今年も身延山輪番奉仕に参りました。
4月25日(木)、午前7時40分発の「ひかり500号」にて静岡駅を目指します。
今回の旅行参加者は、檀信徒25名と住職・副住職の合わせて27名。
皆さん、元気に団参にご参加いただきました。
午前10時50分、静岡駅で貸し切りバスに乗車。車中で昼食のお弁当をいただきながら、1時間少々で身延山到着です。
天気も上々、高速道路が整備されて身延までも近くなりました。
午後1時、輪番奉仕法要です。
最初に輪番委嘱式、引き続き御真骨堂にて輪番奉仕法要となります。
御真骨堂内部には人数分の椅子が用意されており、足の悪い方やお年寄りにも優しい仕様になっています。
今回、輪番奉仕10回表彰の方が4名いらっしゃいました。
コロナを間に挟み、3年間輪番奉仕団参が実施できませんでしたから、待ちに待った表彰でした。
恒例の記念写真撮影後、午後3時から仏殿にて夕勤に参列。お塔婆供養やご祈念をしていただきました。
午後4時、身延山の門前町で「みのぶ饅頭」などを購入後、本日の宿泊場所である「御殿場高原リゾート」に向けて出発。今晩はゆっくりと休みます。
4月26日(金)、本日は昨日にも増して良いお天気です。
朝、ホテルの窓辺のカーテンを開くと、目の前に富士山の雄大な姿が広がり、思わず声を上げてしまいました。
広い裾野から雪をいただく山頂まで一部の隠れるところもなく顕わに見えます。
かくも素晴らしい富士山をこんな間近に眺められるとは思ってもいませんでした。
午前7時45分、御殿場高原ホテルをバスにて出発。千葉県南房総の大本山清澄寺様を目指します。
途中大黒パーキングにて休憩を挟んで、4時間あまりの行程です。
予定どおり、お昼前に清澄寺様に到着。
祖師堂にてご開帳をいただき、申込みをした方のご回向・ご祈念を丁重にしていただきました。
執事長様から清澄寺様の縁起などを伺い、大堂(本堂)にもお詣りをして、ご用意いただいた昼食弁当を研修会館にていただきましたが、既に予定の時刻を30分以上遅れてしまいました。
急いで大本山誕生寺様に向かいます。
午後2時過ぎ、大本山誕生寺様に到着しました。
1時間の参拝を予定していましたが、帰路の新幹線乗車を考えると余裕がありません。
勿体ないことですが、無理をお願いして45分間の参拝とさせていただきました。
新しく建設された布教殿堂から上がり、長い渡り廊下を経て祖師堂へ向かいます。
本来は立派な仁王門から参道を進み、祖師堂へ入る予定でしたが時間が足りませんでした。
祖師堂にてご開帳法要と申込みをした方のご回向・ご祈念をしていただきました。
貫首猊下からもご挨拶をいただき、その後本堂にお参りして慌ただしく誕生寺様を後にしました。
誕生寺山内の皆さまには時間のないところ、いろいろと気配りやお心配りをいただき、無事にお参りすることができました。
後はアクアラインを経由して、新横浜駅に向かうのみです。
今回の団参は観光地に立ち寄ることもありませんでしたので、最後にアクアラインの中間地点「海ほたる」にて休憩、買い物の予定でした。
しかし、ゴールデンウィーク直前ということもあったのでしょうか、アクアラインが大渋滞をしているとの情報が入ってきました。
ここでも苦渋の決断を行わざるを得ません。「海ほたる」に立ち寄らないで、手前の木更津のドライブインにてお買い物となりました。結果的にはこの選択が正解でした。
この後もアクアラインは「自然な渋滞」を続け、新横浜駅での新幹線乗車を前に時間との闘いになりました。
バスドライバーの運転テクニックと日頃の皆さまのご信心と大本山での道中安全のご祈念のお陰をもちまして、午後5時半過ぎ、新横浜駅にバスは到着しました。
午後5時48分発の「のぞみ55号」にはぎりぎり間に合いそうです。
その後も夕食弁当購入のドタバタなどもありながら、午後9時前、無事に新幹線は岡山駅に到着し、解散となりました。
最後はドキドキの身延山輪番奉仕と千葉大本山参詣の旅も多くの思い出を残し幕を閉じました。
ご参加の皆さま、誠にありがとうございました。