信楽会ではさまざまな活動を行っていますが、写経も年間1~2回を目標に取り組んでいます。
1月24日、午前9時半から信楽会員12名の参加の下、「お自我偈」写経を行いました。客殿の机椅子も増えたおかげで、全員椅子に腰掛けて写経が出来るようになりました。
写経用紙は2種類。日蓮宗新聞社から取り寄せた写経用紙と妙勝寺オリジナル写経用紙です。日蓮宗新聞社版は、正式な料紙を使った本格的なもので、漢字も旧字体が使われています。筆記用具は自由にしていますので、硯で墨をすって小筆で書かれる方もいれば、写経用の墨汁を使ったり、筆ペンを使う方もいらっしゃいます。それぞれ使いやすい用具を使っていただければ良いと思っています。
妙勝寺オリジナル写経用紙はもっと簡単なものでB4版です。お自我偈全文をB4用紙一枚に印刷したお手本の上に、同じサイズの原稿用紙型の枠を印刷した写経用紙を重ねて写経します。字体も新字体を基本にしており、フォントは教科書体です。筆記用具は筆ペン・ボールペン・鉛筆と何でもあり。とにかく「お自我偈」510文字を書いてみようというコンセプトのもとに作っています。
塗香を手に取り、お題目を唱え、マスクをして写経を始めます。静かな集中した時が流れ、午前11時半には大半の方が写経を書き終えました。最後に一緒にお自我偈とお題目を唱えご回向をして、本日の写経の会は終了となりました。
写経はもちろんご自宅でも出来ますが、電話にも来客にも邪魔されない静かな環境の中で一心に写経に取り組むことが出来るのは、お寺ならではと思っております。手前味噌のようですが…。
本日はみなさまお疲れ様でした。また次回の写経の会にもご参加ください。