「法華経の聖地として名高い七面山は、南アルプスをめぐる山々のうちのひとつですが、山岳信仰をもって広く知られている標高1982メートルの美しい霊山です。
七面山が身延山とともに法華経信仰の聖地となったのは、文永11年(1274)日蓮聖人が身延山に入山されて以来のことです。日蓮聖人は身延山に草庵をかまえ、法華経読誦の日々を送りましたが、その草庵をとりかこむ山々のうち西方にひときわ高く屏風のようにそびえたっていたのが七面山です」
(身延山久遠寺ホームページより引用)
七面山は、身延を守護するお山で、山頂近くには七面大明神を祀る敬慎院という久遠寺の分院があります。
身延山の西方にあたり、ちょうど富士山の真西に位置します。
そのため、お彼岸の中日には七面山から眺めると、富士山の頂上から太陽が昇る「ダイヤモンド富士」を見ることができます。
今朝の七面山ライブカメラを見ると、多くの方々が雪の積もった七面山に登り、この一瞬をカメラに収めようとシャッターチャンスを狙っている様子が映っていました。
今年は雪が多いそうですから、七面山に登るだけでも大変でしょうが、お天気には恵まれたようです。
秋のお彼岸にも、お天気さえ良ければ「ダイヤモンド富士」を見ることができます。
気候の良い9月の方が参拝しやすいでしょうね。