『妙法蓮華経』の総文字数は、古来より69384文字と伝えられています。
でも、現実には少々違うようです。
先日、太然寺御住職 大野玄秀上人がパソコンで法華経の文字数を集計した結果を見せていただきました。
集計結果は以下のとおりです。
①「妙法蓮華経序品第一」といった法華経28章のタイトルを含めた『妙法蓮華経』の総文字数は、69644文字。
②「妙法蓮華経序品第一」といった各章のタイトルを除いた本文のみの総文字数は、69290文字。
どうも、69384文字にはならないようです。
①の場合ですと、260文字多いですし、②の場合ですと、94文字足りません。
昔の方が数え間違えをしたのか、そもそも数え方が違うのか、これもよく分かりません。
大野上人は法華経の1文字1文字をデータとしてデータベースソフトに入力して、パソコンで集計したそうです。
もう20年以上前に集計なさったそうですが、先日の会合でその時作成した資料をいただきました。
因みに①の場合(タイトル+本文)で集計したところ、『妙法蓮華経』に使われていた文字は全部で1747種類だそうです。
ここで問題です。
『妙法蓮華経』に最も多く登場する漢字は何でしょうか?
答えは、「佛」。1425回使われているそうです。これは何となくわかりますね。
以下、2番目は「是」で1186回登場。3番目は「諸」で1163回登場です。
こうなるともうさっぱり分かりません。
南無妙法蓮華経。