「岡輝学区の歴史散歩 備前法華発祥の地を歩く」パンフレット発刊

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妙勝寺の近くにあります岡山市立岡輝(こうき)公民館から「岡輝学区の歴史散歩 備前法華発祥の地を歩く」というパンフレットが発刊されました。

このパンフレットは、岡輝公民館主催講座「岡輝学区の歴史散歩」講師・郷土歴史研究者 青木康嘉氏と講座生有志の協力で作成されたものです。

妙勝寺檀家の安井さんと黒田さんもこの講座に参加されており、昨年からこのパンフレット作成の中心的な役割を担い、寺院の取材に回ったり、各地の題目石の写真撮影をしたりとたいへん尽力されていました。 努力の甲斐あって、A2版表裏カラー印刷の立派なパンフレットがこのたび完成しました。

このパンフレット作成の目的は、「未来へつなごう 地域の歴史遺産」と題して以下のように記されています。

岡山県の三大河川である旭川の西沿岸に位置する岡輝学区(清輝小・岡南小)とその近隣は、古くから殿下渡領(でんかわたりりょう)と言われた鹿田荘(かたのしょう)と共に栄え、二日市、七日市、十日市という地名からも分かるように、海運業と商いを中心に発展してきました。江戸時代の絵図を見ると、船奉行、加子屋敷、船鍛冶屋敷など海運業にかかわる官と民の生業と、魚を扱う小商いをする人が住んでいた地域です。
岡輝学区には備前法華の発祥の地として大覚大僧正ゆかりの寺院や題目石が数多くあります。しかし、すっかり都市化された現在、この地区に存在する歴史遺産も今や忘れられ、その意味合いは薄れてきています。
そこで、もっと多くの人にこの地域の歴史や信仰を知ってほしいと思い、パンフレットを作りました。
地域の皆さん、このパンフレットを手に、200~300年前に多くの先人が残した跡や信仰に触れてみてください。
このパンフレットが地域探訪の参考になり、また歴史遺産が後世まで保存される上で役立てば何よりです。

安井さんと黒田さんは、完成したパンフレットを自費で増刷して、妙勝寺に寄贈してくださいました。
3月24日の「春季彼岸せがき法要」にお参りの皆様にお分けしたいと思います。

なお、令和4年度の岡輝公民館主催講座「岡輝学区の歴史散歩」では、「鹿田荘の歴史、備前法華発祥の地を歩く」と題してこのパンフレットを利用しての現地見学会を行うそうです。
詳しくは岡輝公民館のホームページをご覧ください。

 

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