本日11月15日、
お会式を執り行いました
お会式(おえしき)とは、
日蓮大聖人の年忌法要のことで、
今年で第739遠忌となります
折しもコロナウイルスの第三波到来の中、
多くの檀信徒の皆様に
ご参拝下さいましたことは、
なんとも心強いことでございます
法要後はいつものように私の法話
私たちの周りには、
良い人もいれば、悪い人もいます
もっと言い方を変えれば、
好きな人、嫌いな人がいますね
ついつい嫌いな人には、
憎悪の念を抱き、
自分に嫌なことをされたことを
許せず、忘れることはできません
だから自分が好きな人ばかりで
身の回りを固めたら
きっと居心地はいいかもしれません
でもそれはYESマンしかいませんので、
裸の王様状態
心の成長がないかもしれませんね
そこで私たちに大事なことを
お教え下さっているのが日蓮大聖人
日蓮大聖人のご生涯は、
大難四ヶ度・小難数知れず
と言われ、
何度も命の危険に遭われています
しかし晩年に、
『種種御振舞御書』というお手紙の中で
相模守殿こそ善知識よ。平左衛門こそ提婆達多よ。念仏者は瞿伽利尊者、持斉等は善星比丘。在世は今にあり、今は在世なり。
■意訳
日蓮に法華経を身をもって読ませてくれた相模守北条時宗殿こそ仏道を成さしめてくれた人であり、日蓮を殺害しようとした平左衛門頼綱こそ、釈尊を殺害しようとした提婆達多のような人です。今の念仏者は釈尊の御在世の時に、釈尊を迫害した貝伽利尊者のようであり、律宗の人びとは善星比丘のようなものです。このように考えてみますと、まさに釈尊の在世が今の世に再現し、今こそ釈尊の在世と同じなのです。
自分を殺そうとした人がいたからこそ、
法華経を身をもってよむことができ、
ありがたかった
と仰っているのです∑( ̄Д ̄;)なんとっ!!
殺そうとした人をありがたいと、
なかなか凡人には考えが及びませんが、
よくよく思惟すると、
自分にとって嫌な人こそ、強敵こそが、
私たちを成長させていただけ、
忍耐・寛容といった心を育ませて頂ける
存在かも知れませんね(゚ー゚)(。_。)ウンウン
・
・・
・・・
さて法話後は、
恒例のビンゴ大会でした
コロナウイルスで世情が暗い昨今、
檀信徒の皆様の笑顔が見れて
これほどの悦びはありません
本日は、ただただ日蓮大聖人に
報恩の志をひとつにお集まり下さいました
檀信徒の皆様
厚く御礼申し上げ、お会式のご報告とさせて頂きます(。-人-。)