10月20日、本光院で
信行会を開催しました
毎月開催している信行会
参加者の皆様と共に、
法華経を読誦し、
お題目を唱え、
団扇太鼓を撃鼓唱題して
その後は、いつも私が法話をしております
今月は
「意外に知らない仏事作法」
と題してお話させて頂きました
普段おこなっている作法の中にも、
仏さまの深~い教えがあります
その中から布施の話を…
以前、インドに行った時のことです。
インドにある仏跡のあるところは
とても貧しい地域らしく、
多くの人や子供が、
物乞いをなされていました。
そんな中、日本人はとても人気があるらしく、
その理由は優しい人ばかりで、
施しをしてくださる人が多いからだそうです
私も例にもれず、
物乞いをする子供達を見て、
自分にできることをしなければと思い、
持っている物を何かしら施しました
その時です
私は施した時に、子供から
「サンキュー」
の一声があると思っていたら、
みんな受け取った瞬間、プイッ
と何処かへ消えていくのです…。
内心、「ありがとうぐらい言ったら良いのに」
と複雑な思いをしていたのですが、
それが大きな間違いだったと気づいたのです
布施を施すのは、誰の為なのでしょうか
施す相手
ここが違うのですね
施した人その人が、
その功徳によって善根を積むことができる
つまりは自分の為でもあります
だからインドの子供達は、
「私がもらってあげるから、あなたは功徳を積むことができたのよ」
と態度で示したのかも知れません
「ありがとう」
と言わなければならないのは、
施す人だったのですね
布施とは見返りのない心で施すことが一番大事
ついつい「ありがとう」
と感謝の言葉を期待している自分に
布施の心が分かっていなかった…
と猛省をしたのを覚えています
・
・・
・・・
というように法話を聴いて、
仏さまの教えを
(゚ー゚)(。_。)ウンウン
と信じる
先程の読経唱題の修行と
この信じるを合わせて、
信行会となります
本日も30名近い方のご参加がありました
この信行会はどなたでも、
気軽に参加できますので、
是非とも一度、お越し下さい
ご参加下さった皆様、
ありがとうございました
以上、10月信行会でした