12月26日、本光院で
信行会を開催しました
今月のテーマは・・・
『女人成仏』
法華経は女性が成仏できる
と説かれたお経ですが、
それはどんな教えなのかを法話させていただきました(。-人-。)
参加者の皆様と法話の前に
女人成仏のお経『提婆達多品第十二』を
読誦しましたが、
その内容に違和感はないでしょうか
という話から始まりました( ̄□ ̄;)!!
つまり五障と変成男子です
五障とは・・・
梵天王・帝釈天・魔王・転輪聖王・仏
の五つには女性はなれないという思想
変成男子とは・・・
女性が男性に変じて成仏する姿
これはどういうことなのか
女人成仏とは、女性が女性のまま
当たり前のように成仏するという教えのはずです・・・。
なぜ五障と変成男子が説かれているのか
それはお経はお釈迦さまとお弟子さんとの
問答形式で説かれているところに答えがあります
文殊菩薩が海の海底で、
8才の女の子(龍の娘)が成仏したと言っているのに、
智積菩薩や舎利弗尊者が
「それは嘘や信じられない」
と疑問を投げかけたのです
その根拠が五障です。
おそらく当時のインドは、
今よりもずっと女性を虐げ、
そのような思想があったのでしょう
そこで龍女はみておきや~
と男性に変身して仏になったところを見せつけます
そこでまたまた疑問です
なぜわざわざ男性に変身したのか
ということです。。。
それはそこまでしなければ
男性は信じなかったと言うことでしょうか( ̄□ ̄;)!!
固定観念にとらわれている男性達…。
女性は成仏しないと信じ込んでいます
女性がそのまま仏となっているのに、
まだそれを信じられない
だからこそわざわざ男性となって仏になって見せた
その結果どうなったか・・・。
法華経にはこう説かれています
黙然信受
黙り込んで信じた…。
もっと別の言い方をすれば、
グウの音も出なかったということでしょう
法華経は固定観念を覆す教えであります
当たり前のことを、
当たり前のように説かれているのですが、
受け取る私達がフィルターを通して
見たり聞いたりしています
そのフィルターこそが思い込みという
固執であります
素直な心で、お釈迦さまのお言葉を
受け取っていきたいものでございますね
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昨日は令和3年最後の信行会でした
コロナ禍にもかかわらず、
今年も多くの檀信徒の皆様が
信行会にご参加下さいました
本当に有難い気持ちでいっぱいです
心と心を通わす信行会をまた来年も
どうぞよろしくお願い申し上げます。
来年は1月16日(日)に開催します
テーマは『写経』ですので、
9時30分~16時のご都合の良い時間帯に
お越し下さればと思います
また皆様にお会いできますことを楽しみにしております
以上、12月信行会でした