開催日:2017年05月28日
5月28日(日)、当山で「漸読千部会」が行われました。
千部会とは法華経を1000回読むという行事で、国家安寧や当山繁栄の祈願や亡き人の追善・報恩を願って行われた行事です。法華経は現在8巻28品あります。
起源は奈良時代の聖武天皇が始められたもので、非常に古い歴史を持ちます。
1人1000回読むと大変ですので、読む回数と減らすためにたくさんのお坊さんを呼んで行われました。(ex.1000人×1回)
時代と共に段々と簡略化となり、現在の福井県の千部会では法華経の特に大事な部分だけ(要品)を読んでいます。
今年は当山関係のお上人ら11名に出仕して頂きました。
天気にも恵まれ、過ごしやすいなかでの法要でした。
たくさんの檀信徒の皆さまには、前日の準備から引き続き、お手伝いして頂き、
無事に法要を終えることができました。誠にありがとうございます。
住職になって、礼盤に登っての初めての大法要でしたので、
大変緊張しましたが、なんとか様々な方のサポートがあって無事に勤めることができました。
段々と「住職」という役職に慣れていきたいと思います。
今年は10月に「九月講」というもっと大きな法要が控えていますので、
頑張って準備して参ります。