「心のケア」研修会・能登豪雨ボランティア

心のケア研修会

 先日、七尾市の産業福祉センターを会場に、日蓮宗宗務院災害対策本部の主催による「心のケア」研修会が行われ、二日間参加してきました。

 この研修会では、能登半島地震で被災され様々な喪失による悲嘆のなか、心の苦しみを抱えている方々に、宗教者として心のケアにどのように関わっていけばよいのかを学ばせて頂きました。

 講師を務められた鈴木智雄上人は、本宗僧侶で臨床宗教師の資格をお持ちになられています。被災地での傾聴活動の実例や、その際に相手の方の価値観を尊重し、気持ちに寄り添って耳を傾けることの重要性など多くの事を学ばせて頂きました。今後機会があれば傾聴活動にも参加していきたいと思います。

 また本月8日には、「ボランティア能登」のメンバー4名と輪島市の能登豪雨被災地のボランティアに参加させて頂きました。輪島市災害たすけあいセンターによる活動に参加し、市街地の民家納屋の泥だし作業を行いました。

 豪雨による浸水被害で15㎝ほど積もった粘土のような重い土砂をシャベルで取り除き、軽トラックで運ぶ作業でした。私より年配の男性の方は、遠く鳥取から車で駆けつけ車中泊をしながらボランティアに参加されていました。また女性の方も3名参加されていましたが、男性でもきつい作業に汗をかきながら一生懸命泥だし作業をされていました。ボランティア参加の皆様お疲れ様でした。輪島市災害たすけあいセンター(輪島市社会福祉協議会内)のスタッフの方によると、まだまだボランティアの支援が必要なのでSNS等で現状を発信してほしいとのことでした。被災地の一日も早い復旧復興を切に願うばかりです。

 玉寿寺では、今月12日の11時より宗祖日蓮聖人へのご報恩法要「お会式」を執り行います。

 本山妙成寺でも同日10時30分より万灯行列、13時より重要文化財の祖師堂にて「お会式」の法要が営まれます。どうぞ皆様のご参拝下さい。合掌

 

輪島市でのボランティア

土砂の運び出し

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