震災から1ヵ月以上が経過しました。今なお11名の方の安否が不明で、住宅被害は5万6千戸を数えます。珠洲市では40戸の仮設住宅が完成したそうですが、同市での入居希望者は1600件以上あり、早急な仮設住宅建設が求められています。
本日、2月に入り2度目の七尾寺院でのボランティア活動を行いました。震災で破損した壁材石膏ボードや、割れたガラスや木材・家電製品などを災害ゴミ集積所に運びました。少し天候が悪かったためか、ゴミ出しの待ち時間は以前より短く、作業的には時間短縮となり助かりました。
殊に大量の石膏ボードを割り土嚢袋に詰め、3台の軽自動車に積み込む作業は人手が必要でしたが、本日は地元から5人の僧侶の方の参加があり、効率的に作業をすることが出来ました。さらには遠く新潟県上越市からも僧侶の方おひとりがボランティアに参加して下さいました。そのお上人は、新潟中越沖地震の時に能登の青年僧が支援に来てくれたことへの恩返しの思いで駆けつけてくれたそうです。
困難な時こそ、お釈迦様や日蓮聖人の慈悲の心を頂き、お互いを思い合い・支え合って行くことの大切さを身に染みて感じます。被災された方々への心に寄り添う様々な支援の輪が、どんどん広まっていくことを心から願います。能登の復興には長期的な支援が必要です。
日蓮宗では、このたびの能登半島地震に対し、下記の災害義援金勧募活動を行っています。皆様には何卒ご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。合掌
◎日蓮宗の災害義援金
https://www.nichiren.or.jp/information/shuumuin/20240112-6652/