寺庭婦人のための仏教講座 第9回

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 遅くなりましたが、おめでとうございます。今年も頑張っていきましょう。1月25日(金)午後2時より、第9回目の仏教講座を開講しました。今日はかなり冷え込んでいる上に、風邪が台風並みに強く、5,6人しかおいでにならないだろうと踏んでいたのに、なんと12人も出席です。年の初めですから、「今年はちゃんと勉強するぞ」という決意のあらわれでしょうか?まあ、ともかくも、生徒さんが多いと話す方も熱が入ります。
 今日から、いよいよ法華経に入りますが、お経の中身に入るのは来月からで、今日は「法華経理解のための基礎知識」ということで、鳩摩羅什と天台大師を中心にお話ししました。特に鳩摩羅什は私の尊敬する人物でもあり、生誕の地であるクチャも2度訪れていますので、自然と力が入り、15分ほど時間をオーバーしてしまいました。
 余談として「喪中」についてお話ししました。最近はなんでもかんでも喪中にしてしまい、欠礼の葉書は無茶苦茶です。奥さんのご両親が亡くなっても喪中、2月にお婆ちゃんを亡くしても喪中。奥さんのご両親が亡くなっても喪中ではありませんし、お婆ちゃんの場合の服喪期間は90日ですよ。こんな欠礼の葉書を見ると、なんか香奠の請求書に見えてくるんですよね。こんな人間に限って、喪中だと言いながら、正月料理を食べたり、海外旅行に行ったり、新年会にも平気で出て行くんでしょうね。一般の方ならこんな非常識も笑って許されるかも知れませんが、お坊さんや寺庭婦人の場合、人に常識を教える立場にあるわけですから、笑い事ではすみませんよ。 

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