植木雅俊先生と『御義口伝』を読む 第1講

 9月20日(土)午後1時より、植木雅俊先生の仏教講座『御義口伝』を読む 第1講が開講されました。参加者は22名。彼岸の入りと重なったこともあり、やや少なめでした。それにしても、うちの管内の若い専任布教師は学ぶ気がなくて困ったもんです。昨年までは午後2時の開講だったんですが、先生が熱心すぎて終了予定の午後4時を過ぎても話が終わらず、あとの予定に支障をきたすので、今年から1時間早めることにしました。
 さて、お話の内容ですが。総論の「南無妙法蓮華経とは」の内容は難しいので、第1章の「自己の探求」から。『御義口伝』を偽書とする説もあるが、「思想そのものを問題とする場合、真作か偽作かということは大した問題ではない」とのこと。もし、『御義口伝』が偽書であるとすると、日蓮聖人の講義を誰も筆録していなかったことになり、よほど馬鹿な弟子ばかりということになる。
 日蓮聖人は自我偈が「自」で始まり「身」で終わることから、始終自身のことが説かれていると考えた。ほかの誰でもないあなた自身のことであり、自受用身とは我ら衆生のことである。仏教の本義は自己の探求であり、成仏とは失われた自己を回復し、真の自己に目覚め、人格を完成していくことである。お題目を唱えることは、自由自在の境地を体現することである。釈尊が説いたのは無我ではなく、非我である。無我は翻訳の誤り。自己でないものを自己だと思うところに苦しみが生まれる。などが、心に残ったことかな。
 夕食は「秋月」さんで。先生と語り合いながら飲む酒は最高で、今回も飲みすぎてしまった。落ち鮎をたいそう喜ばれて、Xに写真をアップされていた。
 第2講は11月15日(土)午後1時からです。みなさん、ぜひ参加されて、知的興奮を味わってください。

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