9月27日(金)午後2時より、第17回「寺庭婦人のための仏教講座」を開講しました。今日は秋晴れ、ぬけるような青空と爽やかな風が気持ちのいい一日でした。こんな絶好の行楽日和はずる休みが多いだろうと思っていたら、なんと12名が皆出席。こんなこと、今まで一回もなかったんじゃないかな。今日は法華経の中でも一番大事な「従地涌出品」と「如来寿量品」ところなので、きっと仏さまが後ろを押したに違いない。
「従地涌出品」では、四菩薩を筆頭とする地涌の菩薩にあわせて、大曼荼羅のお話、日蓮聖人が上行菩薩の自覚をもっておられたこと、さらに宮沢賢治の羅須地人協会の名称が地涌の菩薩に関係することなどをお話ししました。
「寿量品」では久遠実成の釈迦牟尼仏について説明したのですが、こればっかりは頭で理解しようとしても難しい。それこそ、「質直にして意柔軟に 一心に仏を見たてまつらんと欲して 自ら身命を惜しまず」でなければなりません。
なにしろ、9月6日に宮沢賢治のお墓をお参りしたばかりでしたし、9月21日が賢治の命日ということもあり、賢治の話ばっかりして本編が疎かになってしまいました。悪しからず。最後に賢治の辞世の句。 「塵点の劫をし過ぎて いましこの妙のみ法に あひまつりしを」