日澄寺について

ごあいさつ

当山は、文永元(1264)年11月11日、宗祖日蓮大聖人小松原法難の折に殉教した天津領主工藤左近将監吉隆公の居館でしたが、その嫡子刑部阿闍梨長栄坊日隆上人が父の菩提を弔うためにこれを寺とされました。
吉隆公は、鎌倉幕府出仕中に四条金吾公、池上宗仲公等とともに日蓮大聖人に深く帰依しました。伊豆流罪中も遠く志を馳せて外護し、大聖人は『四恩鈔』をしたためて吉隆公を教化されています。
文永元年秋、大聖人は母の病気見舞いに小湊へ帰られましたが、ご逗留地西条花房の蓮華寺から天津の工藤吉隆公の館を訪ねる道すがら、東条の松原で地頭東条景信の伏兵に襲撃されました。これが世にいう「小松原法難」です。この法難で、大聖人は頭部に三寸余りの刀傷をうける危難にあわれ、救援に駆けつけた吉隆公は討死されました。大聖人は、吉隆公の霊を弔うために出家の礼をとり、妙隆院日玉上人の法号を授与されました。
吉隆公の不惜身命の法勲を当山が今に伝えております。
 

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住所

〒299-5503 千葉県鴨川市天津1850

正式名称 宗門史跡 日澄寺(にっちょうじ)
住所 〒299-5503 千葉県鴨川市天津1850
電話番号 04-7094-0132
メールアドレス myojo_niccho-ji@ta2.so-net.ne.jp