「嘘」を方便とは言いません
「嘘も方便」と言いますが、仏教では「うそ」は悪いことで、「妄語」といい「方便」とは言いません。
方便は真実に近づくための「巧みな手だて」といいます。
お釈迦さまは、多くの人に幸福になるための教えを説きました。
多くの人の中にはお魚屋さんや、お肉屋さんもいたでしょう。
そのためお魚屋さんには、お魚にたとえて教えを説き、肉屋さんには、お肉にたとえて説きました。
百人百色・対機説法
人それぞれ、身近なものごとで説明されると、「あーあのことか」と理解が深まります。
しかし、人それぞれが理解しやすい喩(たと)えで話すことは、簡単なようで結構大変なこどです。
相手の立場で話すことは、相手のことを理解していないとできないことです。
知識や教養、洞察力などを持ち合わせていないと難しく、お釈迦さまはシャーロックホームズのような人だったのかもしれませんネ。
そのような能力のことを仏教では、神通力と言ったのかもしれません。
相手の立場に立ってわかりやすく説明することが、「巧みな手だて」であり、「方便」というのです。
世の中には、さまざまな立場の人々がおります。少しでも、それらの人々の気持ちを理解して接したいと思います。
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