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「三途の川」この意味知ってる?日常会話にみる仏教用語集

雨だれは 三途の川の 思案橋

 

軒先から滴り落ちる雨だれが、三途の川(さんずのかわ)のように見えるということわざです。

私たちは、外にでるときに注意を怠ると、三途の川を渡るようなことに遭遇するかもしれない。とのいさめのことわざです。

 

賽の河原の話し

 

夕暮れ間近、その男は河原にたたずんで向こう岸を眺めていた。

 

河原を見渡すと、小さくしゃがんだ子どもたちが、歌いながら一生懸命に小石を積んでいた。

 

「一つ積んでは父恋し~、二つ積んでは母恋し~、三つ積んではふるさとの 兄弟姉妹を偲ぶなり~」

 

遠くから陰鬱に鳴り響く、鐘の音が聞こえてきた「ゴ~ン、ゴ~ン」

 

川上のほうから、賑やかな声が聞こえてきた。

 

男がそちらを振り向くと、赤鬼や青鬼が鉄の棒を持ちやってくるのが見えた。

 

鬼たちは、子どもたちがせっかく積み上げた小石を鉄の棒で壊したり、蹴散らしはじめた。

 

子どもたちは抵抗するすべもなく、泣きながらまた小石を積み始めた。

 

その光景を見て驚いた男は、しばらくなにが起きているのか理解できないまま眺めていた。

 

少し正気を取り戻すと、鬼たちの中で腕組みをして指示をあたえている鬼がいるのに気づき、男は近づいて行った。

 

巻毛の筋肉隆々たる鬼に男は聞いた、「ここはどこでしょうか?」

 

その鬼が、ほかの鬼と目を合わせたと思った瞬間、大笑いしながら男に伝えた、「おまえは、この場所がどこかわからないのか?」

 

男は「ええ、気づいたらこの河原に立ったいたので」

 

つぎに、鬼は真顔になり、「おまえが立ってる場所は、賽(サイ)の河原だよ」

 

つづけて、鬼はあごをしゃくりながら川の方を見て、「それとな新入り、あの川は三途の川さ」

 

男は始めて自分が死んだことに気づき、「三途の川・・・」と独り言をつぶやいた。

 

男はしばらく呆然とし、三途の川を眺めていたが、「ゴーゴーと音をたてて流れている」場所、「サラサラ流れている」場所、その中間の流れがある場所の違いに気づいた。

大樹のもとの分かれ道
 

子どもたちの石の塔をあらかた壊した鬼は、男に声をかけて来た。

 

「あの向こうに大きな木が見えるだろ、あの木の下にじいさんとばあさんがいるから、おまえの行くべき道を聞いてこい」と教えてくれた。

 

男は、とぼとぼと大きな木に向かって歩きだた。しばらくすると、木の下の方に人の行列が見えてきた。

 

行列の先頭には、そまつな着物姿で、えりがはだけ、あばら骨が浮き出ている爺さんが大きな声を張り上げて話をしていた

 

「おれは懸衣翁(けんねおう)、そこにいる婆さんは、奪衣婆(だつえば)だ」

 

「おれたちは、そこの金銀財宝で飾られた橋の番人で、橋の渡り賃を徴収している。」

 

列にいた年増の女が爺さんに聞いた。「渡し賃はいくらですか?」

 

「六文だ、六文銭を持っているやつは手に出して待っていろ」と爺さんが言った。次に小さな声で、「ただし、渡れるのは善人のみだ」と爺さんは口の中でつぶやくように言った。

 

列の先頭のほうにいた男が爺さんに、「六文銭を、おれは持ってないなけど、どうすれば」
 

試練を超えて彼岸に渡る

 

今度は、そばにいた婆さんが、イヤミな笑みを浮かべながら、しわがれ声で答えた。

 

「持ってないやつは、ここで身ぐるみはがされて、川に放り込まれるのさ」と言いながら、大樹の根元に座っている鬼達のほうを指さした。

 

奪衣婆(だつえば)とは、着ている衣を身ぐるみ剥奪するのが仕事で、懸衣翁(けんねおう)とは、取り上げた着物を木にかける役人の名称である。

 

あとから来た新入り男も最後尾に並んで、あたりを見渡した。

 

橋の入り口付近に立て札があり、向こう岸を示した札には「彼岸」とあり、来た方角には「此岸」と書いてあるのに気づいた。

 

橋の入り口には、太鼓腹の鬼達が立ちふさがっていた。

 

列の人々が次々と六文銭を渡し、ゆうゆうと橋を渡っていく人。身ぐるみはがされ、ゴーゴー流れている川に投げ込まれる人。次々にその作業が無情に繰り返され、新入りの順番が近づいた。

 

 

三途の川の話し

 

「三途」とは、「三つの道」という意味で、川の流れに三種あることから名付けられています。

 

一つは、深く激しい流れの部分で地獄道(じごくどう)を、浅くサラサラ流れている部分は畜生道(ちくしょうどう)、その中間が餓鬼道(がきどう)と、三悪道をあらわしています。

 

この川を渡る人は、浅い川といっても溺死する人が多く、一度死んでもまたすぐに生まれかわり、同じ苦しみを繰り返すといわれています。

 

六文銭の話し

 

橋の渡り賃の「六文銭」は真田幸村の馬印(旗の絵柄)にもなったもので、真田は戦(いくさ)の中でいつ死んでもよいように、この馬印を掲げていました。

 

いまの価値に換算すると200~300円くらいと言われます。

 

現在はもちろん六文銭はありませんが、葬儀者によっては印刷された六文銭を棺(ひつぎ)に入れる地域もあるようです。

 

水子地蔵の話し

 

賽の河原で、一生懸命に石の塔を作っている子どもたちには様々な罪があると言われます。

 

死に別れて悲しんでいる父母への罪もその一種だと言われます。水子という言葉もここから由来しています。

 

子供たちは、石の塔を積み、自分の罪をなくす努力をしています。

 

夕暮れの鐘がなると、赤鬼青鬼がやって来て石の塔を崩してしまいます。

 

そのあとに地蔵菩薩があらわれ、子供たちを救済してくれるそうです。

 

野辺の地蔵に赤いゆだれかけが付いている姿を見たことがありますか?

 

子をうしなって悲嘆にくれる母親が、亡き子どもの冥福を祈って地蔵菩薩にすがり、ゆだれかけを付けたと言われます。

 

 
 
 

 

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