未曾有なことってどんなこと
この未曾有とは、「みぞうゆう」とは読みません。正しくは「みぞう」です。
この言葉は仏教用語ですが、仏教の言葉の多くは漢音(かんおん)ではなく呉音(ごおん)で読むことが多いので、「みぞう」となるのです。
呉字は同じ漢字に見えますが、三国時代の呉の国から来た発音が由来しています。
たとえば、「衆生」という字は、「しゅじょう」と皆さんは読みますが、これは呉音で、漢音で読みます「しゅうせい」となります。
このように、仏教用語は呉音が多いために「衆生」のように、見慣れている文字はよいのですが、慣れていない用語は読み間違えてしまうことが多いのです。
話しを戻しますが、未曾有の意味は「未だ曾て有ることなし」ということで、「今までなかった事が起こった」という意味です。
最近の流行言葉で言いますと「想定外」と、なるのでしょうか。
お釈迦さまの悟りや、神通力の凄さを褒め讃える奇瑞(良い兆候)の事として、「未曾有」を使用します。
大災害に「未曾有」は使用したくないですね。
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