LINE法話(10/21)善知識

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おはようございます。
貴方の心がこの3分間によって少しでも優しい心となりますように。

貴方にとって、親友とはどんな人ですか?
また、友人関係で悩んでいる人はいないでしょうか?

友人と思っていたけど、実は友人のふりをした悪い人は存在します。

親友、善い友達のことを、仏教では「善知識」といいます。「善知識」とは正しい道理を教え、利益をもたらし正しい道へ導いてくれる人であると説かれます。このような人の事を、仏教では、仏と説かれます。仏とは、私達人間の中にある性質のことであり、自分を抑え、相手のことを優先的に考えて常に思いやりを持って行動することが出来る人のことを言い、誰もが、この仏という立派な人格者になれる性質を兼ね具えていると説かれています。

『六方礼経』という古いお経の中でお釈迦様は、「青年よ、真の友とは、力強き助けとなる人、喜びにも苦しみにも常に変わらない人、苦楽を共にし忠言を惜しまない人、同情ある人である」と仰っています。

このように、善い友達とは、自分を抑えて友人を大切にする人、正に、仏のような人が真の友であると説かれているのです。

次に、お釈迦様は『法句経』という古いお経の中で「悪しき友とまじわるなかれ、よき人を友とせよ」と仰っています。悪しき友、悪友と言われる、貴方に悪い道理を教え、不利益をもたらし、悪い道へ導く人を「悪知識」と言います。

しかし、何を持って悪友というのでしょう。これも『六方礼経』の中でお釈迦様は、「青年よ、友に似て友にあらざる四種の人がある。それは貪欲の人と、言葉たくみな人と、へつらう人と、浪費する人とである」と仰っていますように、このような人は、自分の欲望に左右される人であり、友人のことを大切にしない人、本当の友達ではない人のことをいいます。

そのような友達のふりをした悪い人を選ばず、善き人、仏のような人を友達に選ぶことで、幸せがもたらされ、物事が上手くいき、正しい道へ導かれていくことでしょう。

私達は、人間関係から善い事も悪い事も、多くのことを学びます。その人が常に善人や悪人であったりするのではなく、善知識、悪知識の判断は、私達の心の状態によって変化します。

全ての人々を大切に思いやれる気持ちをもって生きていけるようになりたいですね。

それでは、今日もお気をつけて!

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