皆さん、こんにちは!
北海道留萌市にあります感應寺から参りました。
研修員の穗坂眞悠と申します(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)
私の故郷の留萌は、日本海に面しており、北海道の中でも風が強く、冬になると猛吹雪になることもよくある地域です。
でも、夕陽がとても美しい町としても有名で、昔はニシン漁で大変栄えた町でもあります。
今は、ニシンの他に、ホタテの養殖や甘エビなどもとれまして、数の子の水産加工業に力を入れております。
皆さんがお正月に召し上がる、あの黄色い数の子、あの美しい黄色に初めて加工したのが留萌の水産会社なんですよ!
そして、数の子の生産では日本一なんです。そのため、数の子の町とも呼ばれています。
最近、都会のコンビニやカルディなどで見かける「カズチー」というおつまみも、実は、留萌で作られたおつまみなんです。
故郷の美味しい物が、全国区になるということは、とても嬉しいことですね。
そんな田舎の留萌という小さな港町のお寺に、私は二人姉妹の長女として生まれ育ちました。
女の子ということもあって、私の両親も祖父母も、女の子をお坊さんにさせてお寺を継がせることは大変なことなので、私にお寺を継ぐようにと、強いては言いませんでした。
でも私は、お坊さんになるかは兎も角、せっかく日蓮宗のお寺に生まれたのだから、自分が生まれたお寺の宗派の教えを自ら学びたいと思い、立正大学の仏教学部宗学科に入学しました。
その後、同じく立正大学の大学院にも進学し、自分の存在について日蓮聖人に尋ねたいと思い、日蓮聖人における女性観の研究をしてきました。お陰様で博士論文を提出し博士号も取得いたしました。
大学院を修了後から数年、東京立正中学校高校で、教員として仏教や日蓮聖人の教え等を教えてきました。
近年、住職の父が年を取ってきたことをきっかけに、僧侶としてお寺を継ぐ決意をし、ちょうどコロナが蔓延する前に、留萌に戻りました。
昨年には信行道場を成満し、正式に僧侶の資格を得ました。
これまで私は、僧侶としての実践的なことはほとんど行えずに勉学の方に邁進してきました。
しかし、大学院に行ってまで学んできた日蓮聖人の教え、法華経の教えを、実際に法話として、皆さんにお伝えする方法を体得させて頂きたいと思い、勇気がいりましたが、この度、布教研修所に入所させて頂きました。
入所から一か月以上が過ぎました。
日々、法話や企画を考えたり、寝不足になりながら疾風怒濤のように忙しい毎日を送っていますが、自分がどんなに大変な状況であっても他人の事を気遣うことができる研修員の方達は、本当に素晴らしいと思います。
年齢も経験してきたことも、それぞれ異なりますが、自分と同じ志を持ち、布教について一生懸命、真面目に考え、実行しています。“本当の仲間”に出会えたことに、心から感激しています。
改めて、このメンバーで良かった!と素直に感じていますし、こんな素晴らしい方達と共に布教を学べることを光栄に思いながら、日々の課業に励んでいます。
次回からは、布研での日常から、私視点で感じたこと等、色々話していきたいと思っていますので、是非また、見に来て下さいね。
それでは、したっけね~(。・ω・。)ノ~☆
研修員 穗坂眞悠