元日、能登半島で大きな地震が起こり、大被害が生じた。毎日マスコミによる中継があり、まだまだ復旧(復興とは云わない)できない様子だ。この中でレポーターによるインタビューを聞いていると能登弁が聞えて来てテレビの画面の一部にテロップが流れて、初め解かる。このように、地方ロケの番組ではたゝあり、意味を汲むことが出来る。これは云ゆる方言である。2月18日は「方言の日」だそうだ。方言とはその地方の人達が日常的に使う言葉で他の地域の人には理解しにくい言葉である。一時期方言は恥ずかしいから共通語を使うべきと云う運動があった。
現在は地域性を重視して、文化として誇りを持ち積極的に使って特徴を出している地方が増しているようだ。この方言は、山や川などの人々の往来が遮られることで生まれたとも考えられている。現在の都道府県別でなく、大名の領地、都との交易等の要因があるようだ。ゆえに同心円に広がっているのが解かる。
【妙住寺 近藤鳳淳】