今月のおはなし 第7回

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『身、口、意の極意』
 
人は、日々努力をして頑張っても思うような満足や結果が得られないことが多いものです。
そんな時は、何が原因なのか?よく考える必要が有ります。
仏陀の説く『善因善果』を見極めるのです。
私達は眼に見ることの出来ない縁(繋がり)に依って生かされていることに気づかねばなりません。
ちょっとした不注意で人の心を傷つけたり、嫉妬や悪口で他人を貶めたり、苦しめたりしているのです。
そんな時こそ正しく物事を考えることが大事な悟りの心なのです。
人の助けになる奉仕の心、前向きに努力する精進の心、堅固な正常心、辛いことや悲しいことを耐え忍ぶ心、約束事を守る持戒心、物事を理解する智慧、これらの仏さまが説く正しい善による教えに従って実践することなのです(六波羅蜜の教え)。
この地球上のすべての人が幸せに暮らせる世界が仏さまの説く仏国土なのです。
皆が善い徳を積むことが肝要なのです。

【妙傳寺 稲垣友宏】

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