令和7年度「管区布教研修会」

開催日:2025年11月29日

令和7年11月29日、北海道北部布教師会(中村啓承会長)主催による管区布教研修会が旭川市妙法寺(釋英義住職)にて開催され、21名の管内教師が参加した。この研修会は毎年開催されており、今年度は静岡県富士宮市の塚本智秀上人(円惠寺住職)を講師に迎え『日蓮宗布教院 〜祖伝復権〜』と題し、日蓮宗布教院の歴史と意義、布教院で学ぶ「高座説教」の持つ力について2時間にわたり講演を行なった。講演の冒頭と終わりに計20分ほどのお祖師様ご誕生から松葉谷法難に至るまでの「祖伝」も語っていただき、参加者は静かに聞き入っていた。

この研修会は、例年は管内の布教師会会員の教師が講師を務め、自身でテーマを決め半年から一年かけて研究した内容を発表する場となっており、近年であれば「法話の作り方」や「信仰とAIとの関わり」、「女人成仏」など、その内容は様々である。しかし、北海道という土地柄、なかなか道外のお上人のお話を聴く機会が少ないことから、今年度は日蓮宗常任布教師であり、また日蓮宗布教院の副院長を務められ、いわばお説教のエキスパートである塚本上人に講師を依頼する運びとなった。この記事を執筆している私自身も、今回の研修会を楽しみにしており、気付けばあっという間に2時間の講演が終わりをむかえていた。また、参加していた若い教師の一人は、来年度の布教院に入る決意を固め、心構えなどを熱心に質問していた。塚本上人は「どなたでも学ぶ事の出来る場なので、気負わずに入ってきて下さい。」と答えられていた。

研修会開催にあたり中村啓承会長は「お会式やお寺の行事などで檀信徒に法話をする機会はたくさんあるが、振り返ってみると祖伝についてお話しする事が減ってきたように思う。塚本上人の講演を聴いて、今一度原点に立ち返りお祖師様のご生涯を檀信徒に伝えていきたいと感じました。」と感想を述べられていた。

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