妙國寺では春のお彼岸の明けの日に、お施餓鬼会をしております。
お盆の棚経の様に、お檀家様のご自宅に伺い、ご先祖様に追善のご供養を捧げ、明けの日にはお寺でお施餓鬼会をいたします。
盂蘭盆会や彼岸会と施餓鬼会はその法要の趣旨が違います。
ご参拝のお檀家様にその全てを短時間でご説明するのは難しいですが、必ずお施餓鬼の前にはご説明しております。
「お彼岸の最中に皆様のご自宅で、ご先祖様に、法華経と御題目のご供養を捧げました。しかし、皆様の直接のご先祖様でない方でも、今の皆様が感謝を捧ぐべき方々は多いはずです。例えば、ご両親がご結婚するまでに縁を取り持ってくださった方、人生の師匠とも言うべき方など。その中でも法華経にご縁のないままに亡くなった方も沢山いらっしゃいます。そういった方々に法華経、御題目をお届けするのがお施餓鬼です」
そのお話しの後に僧俗一体となって法要に臨むと何とも言えない厳粛な気持ちになります。
妙國寺の寺子屋でもまた御説明したいと思います。
そちらにもぜひご参加ください。