先日、日蓮宗の中央機関である宗務院で研修がありました。
東日本大震災の願発問題以来、原発のあり方において、宗教界でも様々な反応がありました。
今回の研修では、全日本仏教界、真宗大谷派、臨済宗の各対応や反応を教えていただきました。
宗旨は違えど、お釈迦様の御教えを信じる伝統仏教教団同士が、まさに「イマ」を真摯にとらえ、むき直す様は大変勉強になりました。
伝統仏教の考えと、武器にもなり得る原子力エネルギー。
私たちはエネルギーなくしては生活できませんし、他の生命をちょうだいして生きながらえることができます。
その基本は変えられないと思います。
エネルギー、生活、宗教、科学。
人々の生活の多くの場面に接し、寄り添うことが求められる宗教家にとって、現場の生の声を聞くことのできた貴重な経験になりました。