「ボーズはお経」などと言われておりますが、実はお経を心底読む時間というのはとりにくいのも事実です。
住職というくらいですので、お坊さんは職場に24時間いるようなものです。
昼間は次々にかかってくる勧誘の電話をうけたり、荷物が届いたり、もちろん、法事やお悩みを聞く時間もありますので、集中してお経を読もうと思っても、なかなか難しい。
そんな中、南国市にある細勝寺様で寿量品読誦会がありました。
4年前から始まったのですが、細勝寺様ご住職がずっと「寿量品を読みたい。目標は30巻!」というものが形になりました。
3時間ほどかけての読誦会は五月晴れのからっとした風が吹き抜ける本堂で、汗をかいて、皆で競い合うように大きな声で、無心になって読むお経は本当に良い経験になります。