日蓮宗ポータルサイトを拝見しましても、お盆の記事が多いですね。
高知は今では少なくなった「旧暦」でお盆を迎える風習も残っている地域です。
今年は8月30日が旧暦の7月13日に中ります。
今ではお休みの関係上、新暦の7月13日や月遅れの8月13日をお迎え火の日とする方も多くなりました。
お盆の提灯の絵柄を見ればわかりますが、その絵柄として盛夏の花と言うよりは萩や桔梗、吾亦紅、女郎花などの秋草が多いのも旧暦で考えればうなずけます。
写真は高知のお盆で見かける「水棚」というもの。
初盆と「灯し上げ」(高知では2年目のお盆もトモシアゲと言って、初盆と同様に盛大にお祀りいたします)の時に、玄関先に飾り付けます。
家に入る前に素麺に火をつけ、しかるべき所に置いておき、更に水棚の一番上から水をそそいでご供養します。
昔は、近隣の方で作ったそうですが、今では仏具屋さんでの手配が多いとのこと。
暦も水棚もその伝承が薄らいできているのは確かですが、その土地の風習として語り継ぎたいです。