妙風寺について

ごあいさつ

當山は広島市中心部に位置し、広島城にほど近い白島に所在しています。
「諸佛世尊は衆生をして佛知見を開かしめ、清浄なることを得せしめんと欲するが故に世に出現したまう」の経文を大事にし、お釈迦さまの法を弘めるお寺です。
また、鬼子母尊神、清正公さんのご縁をを頂き、お奉りしています。
當山の縁起をご紹介し、あいさつに代えさせていただきます。

 縁起
この寺はもと紀州(和歌山県)名艸郡にあって大乗院と云い、天正十四年の頃、妙蔵院日経上人が関東弘通の折、鬼子母尊神を感得し一宇のお堂を建立し開創せられたもので浅野藩士達のお寺でありました。ところが元和五年藩主但馬守長晟公が芸州(広島)に移られることになりお寺も共に引き移り、藩士達の屋敷に隣接して現在の地が与えられ、お寺を建てて大乗院とも云ったが、日経上人の号から妙蔵院とも云ったのです。

 然しこの時日経上人はすでに無く、第二祖の本行院日意上人の代でした。日意上人は能書家であり、また茶道にも達しておられたので、文人墨客と云われるような人々との交際も多く、その中でも加藤風庵公や上田宗固翁などは代表的な人々でありました。

 加藤風庵公は加藤右典廐正方と云い加藤主計頭清正公の一族で肥後(熊本)八代の城主でありました。しかし清正公が薨去せられた後しばらくして忠広公の後見をしておられましたが、加藤家が治世を奉還することになったので、公も肥後の地を去って京阪の地に住み、名を妙風庵と云って風流を友として暮らすようになりました。後に浅野家の客分として広島に下り、旧知であった日意上人を扶けて堂塔を建て清正公の御恩に報いると共に自らも檀頭となって法の為に尽くされたのです。

 慶安元年九月二十三日卒去せられた公の為に、日意上人は妙風院正方大居士という法号を贈られ、寺号も妙風寺と改め、山号は待春山となりました。
 

 その後山号の待春山は、土地名が沼田郡箱島村から白島に改められた頃、現在の白島山に改められました。
 

 昭和二十年八月六日八時十五分原爆により、三百余年営々辛苦の結晶として受け継いだ当山の全てが失われました。灰燼に帰した当地に於いて、戦後檀信徒はじめ有縁の人々の外護の力により、等身大の釈尊立像をお奉りした本堂をはじめ、清正公堂、客殿、庫裡と復興できたのは、我等を守護し給う諸天善神の御加護の御力によるものである。
 

 

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聖 訓
  山門の右側に毎月掲示している文章です
 

信行会唱題行

 

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住所

〒730-0004 広島県広島市中区東白島町1-18

交通アクセス

●お車でお越しの方
広島ICから祇園新道(国道54号線)を南に約7km
城北駅北交差点を左折し広島駅方面へ約700m

●電車でお越しの方
「JR広島駅」から徒歩20分約1.2km(広島駅から妙風寺まではタクシーで約5分)
「JR新白島駅・アストラムライン新白島」から徒歩8分約600m
「広島電鉄白島線白島」電停下車 徒歩1分

●バスでお越しの方
広電バス
6号線(牛田~江波方面)
12号線(戸坂~仁保方面)
バス停「白島町」下車 徒歩1分

正式名称 白島山 妙風寺(みょうふうじ)
住所 〒730-0004 広島県広島市中区東白島町1-18
電話番号 082-221-2014