📺2026年のNHK大河ドラマは『豊臣兄弟』です。
官位が高くなったり、一族を拡大していくと、和平維持や政に支障を出さないために特定の宗派に拘ることも少なくなるようです。「神仏分離」をあまり気にしない時代(朝廷的にはあったようですが。)なので曖昧な部分も多かったのかもしれません。“豊臣秀吉公”においては、自身を死後に“八幡神”として神格化させる遺言を残し、高野山の僧侶により京都“阿弥陀ヶ峰”の山頂に埋葬されましたが、朝廷から“豊国大明神”の神号を与えられ、各地の【豊国神社】⛩️に祀られて(墓所は京都の【豊国神社(総本社になります。)】。)います。墓所については、他にも和歌山【高野山 奥の院(真言宗)】、広島【不動院(真言宗)】、広島【国泰寺(曹洞宗)】にあり(寺院では戒名も付いてます。)ます。奉った(祀った)人物の違いもあるのでしょうが、割と宗派的にゴチャゴチャしてます。かつては、“徳川家康公”によって「大明神」の神号剥奪や豊国廟の廃止がされた歴史がありますが明治以降は各地で復刻されてます。
さて、『日蓮宗』に関わりは無かったのかと言いますと…、あります。愛知県名古屋市中村区の“秀吉公”の生誕の地に建っているのは【太閤山 常泉寺】という日蓮宗寺院になります。“豊国大明神”の廟所として“秀吉公”の存命中に建立されました。どういったご縁でかというと、建立者の一人が熱心な日蓮宗信者武将として知られる“加藤清正公”だったから。因みにこの二人は「遠縁の親戚」と伝えられ(又従兄弟ともいわれています。)ており、“清正公”の生誕の地に建つ日蓮宗寺院【正悦山 妙行寺】は先述の【常泉寺】と南北に隣接(前後)しています。ドラマの主人公が、どちらかというと小姓から仕えていた兄の“秀吉公”ではなく、弟の“秀長公”なのが理由だからなのか、“清正公”のキャストがなかなか発表されません。登場するとは思いますが…⁇?。
【常泉寺】の御神体は“秀吉公”の〈束帯唐冠像〉で、当初は【大阪城】に置かれていたものを“清正公”が“豊臣秀頼公”に願い出て譲り受けて当地に奉ったというものです。本堂に“豊國大明神”の提灯が掲げられている日蓮宗寺院は他に類を見ないのではないかと思います。境内には寺院名の由来という〈秀吉公産湯の井戸 〉や〈秀吉公お手植えの柊(ひいらぎ)〉があります。
【妙行寺】は“清正公”が自身の両親の菩提を弔うべく生誕地へ移動再建した寺院ですが、山門を入ると、庭木に隠れた〈本堂〉よりも〈清正公堂〉や〈清正公銅像〉の方が目に付くような境内となっています。
名古屋市中村区のこの一帯は【豊国神社】⛩️を中心(ココの【豊国神社】は、あまり規模の大きなものではありません。)として、【中村公園(秀吉清正公園)】⛲️として整備されており、【名古屋市秀吉清正記念館】🏛️や、ドラマ放送に合わせて【豊臣ミュージアム】🕋がオープンする等、二つの日蓮宗寺院も含めて、歴史好きの方々に注目されているスポットです。





